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ラボ日記

研究セクターのスタッフが、日常で思ったことや実験の現場の様子を紹介します。
月二回、スタッフが交替で更新しています。

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【モチベーション】

2013年5月15日

佐々木瑞希

GWも過ぎて、またあのおそろしく暑い大阪の夏がやってくると思うと、ドキドキします。暑い夏も寒い冬も、嫌なことがあってもなかなか結果が出なくても、精力的に仕事を続けるのはとても大変なことです。私は気分にムラがあって飽きっぽい性格なので、仕事をしている世界中の大人たちは、何をモチベーションとしてこんなに頑張れるのだろう、と思うことが度々あります(ちなみに私もちゃんと仕事をしております)。

私がBRHに来た理由はたくさんあるのですが、『生物学の研究者たちは何を楽しいと感じながら日々研究をしているのか』を観察(!)することもその一つでした。私の学生時代の指導教員の口癖は「ときめき」という言葉で、研究を続ける上でときめきを感じることが彼のモチベーションだそうです。研究者は皆、自分の仕事にときめいているのかしら…?

ある日、私のラボの小田さんに「研究をする上でのモチベーションとなるものは何ですか」と質問したところ、「妄想です」とのことでした。研究計画や結果についてあれやこれや考えるのが楽しい、という意味の妄想です。このキーワードは、昨年5月15日のラボ日記にも登場しています。

そして私は気づいてしまいました!「ときめき」と「妄想」は、言葉は違いますが同じことだと。素敵。

今年の夏は是非サマースクールに参加してみてください。全ての研究者がそれぞれの「ときめき」や「妄想」を胸に秘めて研究をしていることがお分かりになると思います。

私も妄想を糧に、暑い夏も研究に励みます!

[ ハエとクモそして、ヒトの祖先を知ろうラボ 佐々木瑞希 ]

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