ラボ日記
ラボ日記
研究セクターのスタッフが、日常で思ったことや実験の現場の様子を紹介します。
月二回、スタッフが交替で更新しています。
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【選択】
 
吉田昭広
 昨夏以来、古くからの知人であるK教授のご協力をいただきながら研究を行っています。とりわけ、私の不慣れな実験技術等については、K先生の研究室の大学院生(であった)I君に、たいへんお世話になってきました。K先生は私と研究上の話し合いをするときも、たいていI君を同席させておられました。そのI君は3月に博士号を取得して大学院を修了され、4月からは国家公務員として職に就いておられます。彼との研究上のお付き合いは数ヶ月にしか過ぎませんでしたが、折に触れて多くのことを学ばせてもらい、感謝の極みです。
 私が接した数ヶ月間の彼は、ほんとうに研究ひとすじの生活を送ってられるように見えました。就職を決めるに当たっては、ずいぶん迷われたようでしたが、結局、研究の世界からは離れて「新しい道」を選択されました。熟慮の末にスタートされたこれからの人生を、陰ながら応援したいと思います。

 人生では、いくつもの選択肢の中からどれか(1つ?)を選ばねばならぬ場面が、大なり小なりいく度も訪れることは、避けようがありません。例えやりたいことがたくさんあったとしても、残念ながらやれることは多くはないようです。自分を振り返ってみても、もちろんそんな選択の場面はたくさんありましたが、しかしながら今考えると、まるで予め決まったものを選ばされたように思えてしまうことがいく度かありました。単に偶然に左右されただけなのかもしれませんが、自分では「人事を尽くして、天命に従う。」と思って進むしかないのか、という気もしています。それにしても、「人事」だけは何としても「尽くして」いきたいものです。


[チョウのハネの形づくりラボ 吉田昭広]
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