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中村桂子のちょっと一言

館長の中村桂子が、その時思うことを書き込むページです。月二回のペースで、1998年5月から更新を続けています。

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【初詣の時のお願い】

2010.3.15 

中村桂子館長
 今年に入ってから、思いもかけない “事件” がいくつか続きました。事件はちょっと大げさ、でも面倒なことです。実は、これまであまり面倒なことに出会わずに生きてきたような気がします。長女が小学生の時、先生に “いつも楽しそうでいいですね。羨ましい。” と言われたのを憶えていますが、この辺り遺伝というものかもしれません。本当は困ったことがあったのに気づかずのんびり暮らしてきて、どこかに迷惑をかけてきたのかなとも思いますが。
 社会のことに関しては、近くの雑木林が伐られて造成されたのを見ると、もうこの辺は住居はいらない、緑の方が大切なのにと怒るとか、毎日一つくらい腹を立てています。でも身近なところではおかげさまでよい方に巡り会い、気持よく暮らせてきた・・・本当にそうだなあと思います。
 ところで、実は今年のお正月、近所のお宮での初詣で、今までにないお願いごとをしたのです。年末に、近しい人の悩みごとを聞き、ちっとも悪いことをしていないのに運が悪いなあと思ったものですから、神様に “私はとても気持よく暮らせて運がよいとありがたく思っています。でも運のない人がいてお気の毒、私はちょっと我慢しますから運をあげて下さい” とお願いしました。
 もしかしたら頼みごとが聞き入れられたのかなと思っています。確かにお相手はちょっとよくなったと思うので。もう一度お宮に行って、“ありがとうございました。でも私の運もよろしくお願いします” と改めてお願いして来ようかしら、それはいくらなんでも蟲がよすぎるかしらと考えています。あなた科学の世界にいるんでしょと言われそうですが、それはそれこれはこれ、科学にお願いしても答えてくれないことはたくさんあります。



 【中村桂子】


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