中村桂子のちょっと一言
館長の中村桂子が、その時思うことを書き込むページです。月二回のペースで、1998年5月から更新を続けています。
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2003.5.15 

【草餅と落語】
 
中村桂子館長
 前回御紹介した「畑の日記」は、おかげさまでとても気持のよい公演で、好評のようでした。多くの人たちが口にしたのが“ pure ”という言葉でした。久しぶりにこの言葉を聞いたような気がします。「わけ知り顔をして、上手に振る舞わないのはおバカさん」という風潮になっている昨今ですから。でも皆んな心の底では、自分に正直でありたいと思っており、純粋なものに心打たれるのだということを感じました。「月の石」のメンバーとは仲良しになり、次の公演の機会にも仲間に入れてやると誘われました。光栄です。
 連休はいかがお過ごしでしたか。私の場合、家にいられるのが一番ありがたいことで、毎年連休は冬物の整理と庭の草取り(この時期に徹底しておかないと夏に悩ましいことになります)。ちょっと季節がはずれたかなと思いましたが、意外に若々しいヨモギがあったので草餅を作りました。よい香りで、ハーブもよいけれど日本の春はやはりこの方が合っていると思いました。草取りも、初日は、鳥の声、ハチの羽音などを楽しむのですが、続くと、CDを持ち出します。今年は、家人が落語全集を買い込んできたので金馬、志ん生、円生・・・ゲラゲラ笑いながらというのは初めてでしたが、おかげさまで仕事がはかどりました。
 今回はのんびりムードで。


【中村桂子】


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