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中村桂子のちょっと一言

館長の中村桂子が、その時思うことを書き込むページです。月二回のペースで、1998年5月から更新を続けています。

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【研究館グッズへの道】

2001.2.15 

 どこかの街を訪れた時、とくに外国の街の場合さまざまな博物館、美術館などを訪れるのは楽しみです。もちろん、その場でなければ見られないものを見て、その場の雰囲気を楽しむわけですが、もう一つ欠かせないのがミュージアム・ショップをのぞくことです。Tシャツ・キーフォルダー・ポスター・書物…と定番に混じってそれぞれに特有のアイテムもあって、楽しい所です。私は、ブローチ、ペンダントなど小さなものを買うことにしています。実は装飾品を身につけるのがあまり好きではなく日常ほとんど買わないので私のもっているものはミュージアムグッズが多いことになります。これはルーブルだとか、これはサントリーだとか−思い出すとなかなか楽しいものです。
 というわけで、わが研究館も後から思い出していただけるような「研究館グッズ」を持ちたいとずーっと考えていました。でもこれも右から左へとホイホイとできるものではありません。内容はもちろん、販売体制など、私たちには苦手な事柄もあってなかなか立ち上がれませんでした。若いメンバーたちからの提案、実作にあたって下さる人など具体的なものが出てきて、いよいよ…と言っても少しずつ、自分たちらしいものをと思っております。是非、手になさって下さい。
 先日、84才の大先輩が研究館を訪れた後「今日の感想を一言。生きててよかった、」と言って下さいました。とてもありがたい言葉です。

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